▼感想メモ『麻雀放浪記(四)番外編』

2011年9月28日 Posted by jolly

大量の付箋の中にあって、好きすぎてツラいシーン・セリフ

・「四色の置き土産」の三章、手遊びする健。

・「駄目だよゥ──」

・「ああ、間に合ったんだね」

・「哲よゥ───」

付箋つけてるところ全て好きなので、挙げればキリがないけど
最後が、好きすぎて 好きすぎて ほんとうにたまらない

ガスの、億春に対する人肌恋しさのようなもの
ドサ健の、森サブに対する面倒見の良さ
ドサ健の、哲に対する… 同列に置いてるからこそ手酷く扱える対等感
森サブの、若さゆえのパゥワーと疾走感と愚

哲の、ドサ健や億春に対する羨ましさと憧憬と、

ドサ健でヌいてる億春にニタニタしてしまって

ドサ健の一人称部分も多くあり、人間ぽさや優しさや面倒見の良さや強さや弱さや…
老いからくる優しさと、元からの、庇護下への面倒見の良さからくる優しさと
色んな面が見れて、

登場する人々が、みんな魅力的で憎めない、なんか好きになっちゃう。

金庸小説の登場人物にも、似た感慨を抱いたなって思い出した。
聖人君子なんか出てこない、みんな、自分の人生を責任持って好きに演っちゃってるのが、魅力的。

 

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